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★キリスト教って? 教会って?

今から約2000年ほど前、地中海の東の端パレスティナで人類の未来にとってこの上ない重大な事件が起こりました。
ナザレのイエスという方が「人間とはこんな生き方をすべきではないだろうか」という提言と模範をしめされたのです。
誰でも、私たち人間は、自分が楽しく生きていくことが大切だと思っています。
イエスは自分が大切なら、先ず、自分を取り巻く沢山の人たちが幸せかどうか、そしてそのような人たちが幸せでないと、自分も結局幸せにはなれないと強く教えられたのです。
他の人たちを大切にすることが自分が生きていく上で一番重要な条件だと教えたのです。
人の上に立とうするより人と一緒に、人より沢山いろいろな物を得ようとするより、僅かな物も分け合おうとすることが大切だと気がついて、この教えに共感し、そのようなイエスの行き方を実践しようと決心した人たちが、次第に集まって分かち合いの集会を始めました。
キリスト教会の礼拝の始まりです。
最初は僅かだった人数も時代と共に増えていって、ついに、当時のローマ帝国全体に、そして世界全体にその集会の輪が広がっていったのです。
キリスト教、とその教会はこのようにして、今でも、そしてさらにこれからも「人を大切にする」活動を力強く実践していくのです。


★分かち合いの集会・礼拝・聖餐式

「人を大切にする集会」をキリスト教は聖餐式と呼びます。
これはイエス・キリストが私たち人間に実行をするように教えられた分かち合いの実践の姿を明らかに示してくださった、最後の晩餐です。
キリスト教会は現在この集会を主の晩餐と呼び、イエス・キリストと共に、現在地上で生きている私たち人間が、心を合わせて他の人たちを思い、他の人たちのために生きようとする決心を常に新たにしようとして参加しています。
多くの方々がこの集会に参加してくださるよう、キリスト教会は世界に呼びかけているのです。


★日本聖公会・東京聖テモテ教会

 (来訪者にお配りしているビラの原稿です)
→ 東京聖テモテ教会のご案内

世界に展開しているキリスト教会は私たち日本も忘れてはいませんでした。
16世紀後半、キリシタンと呼ばれるようになったクリスチャンたちがヨーロッパから渡来しました。
キリシタンは徳川幕府によって禁止されましたが、1859年、アメリカから最初の宣教師が長崎に到着、この宣教師の苦闘の末に、1870年代には日本聖公会が成立しました。
引き続いて多くのカトリックやプロテスタントの教会も日本で活動を開始して現在に至っています。
私たちの東京聖テモテ教会は1903年(明治36年)アメリカ人宣教師ウェルボーンによって設立され、「神を崇める者」という意味の聖テモテの名をいただいて活動を展開しております。
これらのキリスト教会は日本各地でそれぞれ力を尽くしてイエス・キリストの模範にしたがって生きることを熱心に実践しています。
社会的な弱者への深い関心にはキリスト教会は共通の活動を通して貢献して参りました。
明治期の女子教育などの教育事業、医療事業への貢献と開拓、社会的福祉活動などにキリスト教会は日本での先駆的働きを行ってきました。
北海道から沖縄にかけて全国的に日本聖公会は11の教区(地区)で350箇所の教会、立教学院、立教女学院、香蘭女学校、桃山学院(大阪)、平安女学院(京都)や各地の幼稚園・保育園などの教育施設、聖路加国際病院、聖バルナバ病院(大阪)などの医療機関、滝乃川学園、榛名荘病院(群馬県)などの福祉施設を通して、日本社会の多様な必要に応えるべく、力を尽くしております。
皆さんのご参加を心からお待ちし、「人を大切にする社会」が実現するためにご一緒に活動できることを望んでおります。分かち合いの象徴である主日(日曜日)の礼拝にご参加くださるようお誘いいたします。


・礼拝時間については「礼拝案内」をご覧下さい。



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