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地域社会の必要に応えて
教会は、それぞれの時代の、社会の必要に応えて、「いと小さきもの」に仕える働きをしてきました。
たとえば、

明治時代、東京の下町で、病気で苦しむ人々のための活動が、宣教医師たちによって始められました。今日の聖路加国際病院です。

見捨てられ、かえりみられることのなかった高齢の女性たちに、宣教師が衣食住を提供した事業は、日本で最初の高齢者福祉施設になりました。聖ヒルダ養老院です。

濃尾大地震の後、行き場を失った孤児への救済を出発点として、日本で最初の知的障害児のための施設が作られました。今日の滝乃川学園です。

第二次世界大戦の直後には、世間の冷たい目にさらされていた混血孤児のために、エリザベス・サンダース・ホームが開設されました。

最近では、難病と闘う子どもと家族に宿泊施設を提供する「ぶどうのいえ」の働きがあります。


そして今、東京教区は、江東区深川で、新しい働きをはじめようとしています。

深川の地に遣わされた聖救主教会は、地域の人々の必要に応えようとつとめてきた教会です。
第二次世界大戦以前には、地域の子どもたちのために幼稚園を運営し、戦後は木場に働く青少年のための「深川勤労青少年センター」を開設しました。
木場が移転し、この地域にベビーブームが到来したときには、「まこと保育園」と「キッドスクール」の運営を始めました。
そして、高齢化が進むなかで、高齢者総合福祉施設を開設しようとしています。

特別養護老人ホーム「深川愛の園」は1999年5月に開所します。

「深川愛の園」には「まこと保育園」と地域交流スペースが併設されます。聖救主教会とともに、さまざまな世代の出会いと交わりの場となっていくことでしょう。

教会につながる一員として、私たちには何ができるでしょうか。

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